■お気に入りの革財布を長持ちさせるお手入れ方法

新しい革財布を使い始める際、ちょっと注意するだけで長持ちするポイントがあります。それは、小銭やカード等中身を全て移し替えないと言うポイントです。

急に革財布の中にパンパンに物を詰め込んでしまうと革に急激に負担がかかり、革が伸びてしまいます。
小銭や大量のカードなどは一気に詰めずに、少しずつ革をならしていきながら入れ替えるようにしましょう。
またあまり沢山のカードを入れると、それだけでも革を痛めてしまう原因にもなりますので、小銭やカードを大量に持ち歩きたい人はコインケースやカードケースの利用をお勧めします。
それだけでも革財布への負担が少なくなり形を綺麗に残したまま長持ちさせられます。

持ち歩く際の注意点ですが、特に男性の場合、革財布をズボンの後ろのポケットに入れる人も多い事でしょう。
これだと座る時に革財布に圧力がかかり痛みの原因になります。
また、背中や腰は汗をかきやすいので、ポケット内が蒸れやすく革の痛みが早くなってしまいますので、避けるのが無難です。
革財布は内ポケット、または鞄の中に収納しましょう。

■毎日の革財布のお手入れ方法

革財布は簡単でもいいので、毎日お手入れするのが理想的です。
毎日お手入れするといっても、天然素材の柔らかい布でさっと乾拭きしてあげるだけでいいのでそんなに手間にはなりません。

乾拭きは革財布の表面についた埃を落とし、革を若々しく光沢のある状態を保ってくれます。
乾拭きする際は力はいれず、優しく拭いてあげるようにしましょう。
ゴシゴシと力を入れて拭くと残った埃を擦り付け余計な傷を作る原因にもなってしまいます。

めがね拭きのような柔らかい素材がおすすめですが、身近なものでは男性の肌着として利用する綿のTシャツならば誰でも1枚はお持ちかと思います、この綿のTシャツは革製品のお手入れに適していますので、古くなって着なくなったTシャツはとっておいて革製品の磨き布として再利用されるといいでしょう。

ただしスムースレザーではなく、スエードのような起毛素材の革財布の場合布で擦っても効果はありません。 スエードレザーの場合、起毛用のブラシがありますのでブラシで毛並みに沿ってなでるようなお手入れ方法にしましょう。

■汚れがついてしまった革財布のお手入れ方法

革財布に汚れがついてしまった場合、出来るだけ早くお手入れしてあげる事が重要になります。
革製品は汚れがついてから時間が経ってしまうと、どんどん汚れが革の中に浸透していき、落とす事が出来なくなってしまいます。

少しの汚れは、軽く水を含ませた布で優しく拭う方法でお手入れをします。
ただし拭いた後はしっかりと陰干しして湿気を逃してあげるのが大切です、もし水分が多くしみ込んでしまうとシミになってしまいますのであくまで、軽く水を含ませた程度の布にして下さい。

また、手垢が目立つようになってきた時は皮革製品専用のクリーナーを使います。
ただしクリーナーにも革製品と相性の良し悪しがあります。
手垢は油性の汚れですが、例えば染色レザーの場合など思わぬ塗りムラが出来てしまう場合があります。
革財布に使用する場合は汚れの目立たない場所で試し拭きしてから使うようにしましょう。

■濡れてしまった時の革財布のお手入れ方法

革財布のみならず、革製品全般に言えることですが、水は革にとって大敵です。
雨に降られるなどして水に濡らしてしまった場合はできるだけ早めにケアしてあげることを心がけましょう。
水に濡れたまま放置すると、シミになるだけでなく最悪の場合変形が起こり、ひび割れやシワ、形が元に戻らなくなってしまう場合もあります。

革財布を濡らしてしまった場合の一番の対処方法は、出来る限り早く乾いた布でよく拭いてあげ、しっかり陰干しする事です。
急いで乾かそうと思ってドライヤーやヒーターの温風を当てるのは厳禁、また直射日光に当てての乾燥もやめましょう。
急激な乾燥は革にダメージを与え収縮させるのでシワが残ってしまう可能性が非常に高くなります。
あくまで時間をかけて徐々に湿気を逃してあげるようにしましょう。

しっかりと自然乾燥させた革製品は、水分に加え本来含んでいる油分も抜けきった状態になるので、仕上げにクリームを塗りこんであげ栄養分を与えます。
これでほぼ元の状態に戻す事が出来ます。
しかし、どちらにしろ雨の日に弱いのは同じ、革製品は濡らさないよう心がけましょう。

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